不安と自信の一考察。
一緒に仕事をしたことのある人は知ってると思うけど、
お仕事モードのときのぼくは、けっこう自信満々な受け答えをします。
「最高の原稿に仕上げます」とか、
「ぜったいおもしろくなるので楽しみにしていてください」とか、
「ぼくが書けば間違いないです」とか、
平気な顔で言ってしまいます。
それについて、小馬鹿にしてるのか感心してるのか、
「すごい自信ですね」とほめてくれる人もいるのだけど、
あったり前じゃん、と思うんです。
・不安なのは俺だけでいい。
・周りの人まで不安にさせてどーすんの?
・謙遜めいた不安をチラつかせて、いったい誰が喜ぶの?
・そんなの逃げてんだけじゃん。
・どんなに胸の中が不安でいっぱいだろうと、
手足がガタガタふるえていようと、
とりあえず相手には自信満々の返事をカマして、
大船に乗ったつもりで安心してもらい、まかせてもらう。
・そうしないと、こっちも思いきった仕事ができないでしょ?
……みたいなことを。
もちろん大口を叩いたら、
それに見合う結果を残さなきゃいけません。
プレッシャーはあります。
でも、1gのプレッシャーもない仕事なんてありえないと思うし、
どうせなら自分を鼓舞するプレッシャーのなかで生きていたい。
結果、ダメダメな仕事しかできないのであれば、
しょせんそこまでだったということ。
退場する覚悟は、いつでもできています。
というわけで、現在進めているいくつかの本。
どれも最っ高におもしろいです。
まだ一文字も書いてない本も含めて、ぜんぶが最高に。
自信満々って、そんなに悪いことじゃないと思いますよ。
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